datadogに関しての記事をこちらでまとめていきます。
datadogを使っていくきっかけになったのは、SSL証明書の有効期限監視を行うためでした。私の会社ではSSL証明書を500枚以上発行しており、期限が来る前にお客様に連絡するサービスも行っており、excel管理などでは限界があり自前の監視システムでやっていましたが、その他の死活監視などと同じシステムで動作させていたため、有効期限7日前などのアラートが出っ放しとなりその他監視が埋もれてしまうようなことが起きていました。他の監視システムでいいものはないかと考えていたとき出会ったのがdatadogでした。
SSL証明書監視をするにあたってのdatadogの魅力
datadogの詳細は公式ページからご確認ください。
1.自前で監視サーバを持つ必要がないのでインフラ運用コストがなくなる
言わずもかなですが、Saasなので当然ですね。
2.割とめんどくさい中間証明書のCHKまでやってくれる
SSL証明書を更新したあと、ブラウザでチェックして満足してませんか?中間証明書が間違えていてもブラウザからの確認だけじゃ見つけられなかったということが多いです。datadogだとデフォルトの設定で中間証明書を間違えているとエラーとして検出してくれました。
3.SSL証明書監視だけなら費用がかなり安い
実際どの程度安いか見てみましょう。国産のmackerelと比較してみます。(2021/2時点)
サービス名 | 手法 | コスト単位(月) | 単位毎のコスト | 備考 |
---|---|---|---|---|
datadog | 外形監視(監視間隔は選択可) | 10,000query | 7$ | |
mackerel | 外形監視(毎分) | 1node(20監視) | 1,833円 | query換算864,000 |
queryの回数だけだと圧倒的にmackerelの方が安いですね。ただ思い出してほしいのはSSL証明書の期限監視を行いたいだけということです。すなわち、毎分レベルでの監視不要、極端に言えば1日1回の外形監視だけで十分ということになります。では、その点を踏まえたうえでもう少し費用比較をしていきましょう。以下では500サイトの監視をしたときの費用比較です。
サービス名 | 監視間隔 | query合計 | node合計 | 監視合計 | コスト |
---|---|---|---|---|---|
datadog | 1日1回 | 500*30days | – | 15,000query | 14$ |
mackerel | 毎分(変更不可) | – | 500/20 | 25node | 45,825円 |
おわかりいただけましたか。SSL証明書期限監視をするだけ、かつ、1日1回という運用方法であれば、たったの14$です。100サイトであれば7$ですね、半日に1回にしても28$、mackerelのまだ20分の一程度ですね。月間のコストがこのレベルで、インフラの面倒を見ずに監視できるというのはメリット以外見つけられませんでした。
さいごに
SSL証明書の期限監視をするにあたって工夫した部分などを改めて投稿させていたきます。もし今SSL証明書期限の監視をどうするか悩んでる方は一度お試ししてみてはいかがでしょうか。無料トライアルもあります。(期限は1週間とかすごい短かったので集中して試験しないとかなりキツイですが)初めての情報資料の投稿は一旦ここまでとなります。最後まで読んでいただいてありがとうございました。