オープンソースのWEBメールソフト「roundcube(version1.4.13)」。
別のWEBメールソフトからroundcubeに変えるとなったとき、電話帳の移行などもあるのでトップページに旧WEBメールはコチラなどのパスを用意しておきたい。
や、
もうちょっとトップページの見栄えをかっこよくしたいから、htmlゴリゴリ触りたい。
など、よくあると思う。まず、結論から。htmlなので可能。ただ、注意点がある。
トップページのhtmlの場所
トップページのhtmlはskinごとに分かれていて、skinsフォルダの配下に設置されている。今回は「Elastic」スキンを例に記載している。(インストールパスは読み替えてください)
/etc/roundcubemail/skins/elastic/templates/login.html
html素人なので、カッコイイ書き方は知らんけど、旧webmailのリンクを張り付けた感じがコチラ。
注意点
もし、「Elastic」などの標準スキンの場合は、パッケージコンポーネントに含まれるため、セキュリティアップデートなどでパッケージをアップデートすると、このhtmlファイルも上書きされてしまう。
注意点の回避方法 独自スキン
独自スキンを開発すること。インフラ屋には無理だ。アプリ屋に頼むしかない。自分の選択肢としてはあり得ないかな。
注意点の回避方法 スキンのコピー
要するに独自スキンにすればいいので、フォルダ名を変えてコピーすれば使える。
$ cp -rp /etc/roundcubemail/skins/elastic /etc/roundcubemail/skins/original-elastic
$ ls -l /etc/roundcubemail/skins/
drwxr-xr-x 5 apache apache 4096 9月 16 2021 classic
drwxr-xr-x 7 apache apache 4096 9月 16 2021 elastic
drwxr-xr-x 5 apache apache 4096 2月 9 2021 larry
drwxr-xr-x 7 apache apache 4096 9月 16 2021 original-elastic
適用skinを変更する。
$ vi /etc/roundcubemail/config/config.inc.php
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$config['skin'] = 'original-elastic';
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これで独自スキンになったので、影響は受けないハズ。※アップデートの検証はしていないため、アップデートされる場合は、念のためバックアップを取ってください
※補足:ユーザーインターフェース上はややこしいので、ガチでやる場合は色々カスタマイズする箇所が多いと思うのでご注意(下図は「Elastic」が二つあるように表示される)
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